内診検査は絶対必要なのか
婦人科を受診する上で最もハードルを高くしているのは、やはり
内診
という検査の存在だと思います。
性交経験のある方でも抵抗があると思いますが、性交経験のない方であれば、内診はとても痛くて出来ないですし、内診台というものに対する抵抗もあって、婦人科受診そのものを遠ざけていると思います。
そこで、私のクリニックの問診票には
「内診をどうしても受けたくない」
というチェック項目を作りました。
そこにチェックしていただけば、内診検査は行いません。もちろん、症状次第ではどうしても必要になってしまうことはあります、、、
例えば、お腹の痛みが激しい時には、卵巣が腫れて捻れている可能性があり、緊急手術が必要になります。その診断を早くつけるためには超音波検査が必要なので、腟からの検査、もしくは直腸からの検査が必要になります。
また、性交経験のある方だと、異所性妊娠(子宮外妊娠)や卵巣出血の可能性もあり、内診検査の必要性が出てきます。
ただ、それほど痛みが強くなかったり、普段の生理痛は重いけど、診察時には痛みがない、という時には、内診検査が絶対必要、という訳ではありません。
子宮筋腫や卵巣の腫れに関しては超音波検査ではなく、MRIという検査で調べることもできます。
超音波検査だと1500円ほどで済むのですが、MRIだと、大きな病院に後日受診してもらって、検査料だけで5000円近くするというデメリットはあるので、どちらかを選んでもらう形になります。
どうしても内診検査に抵抗のある方は、ご相談いただければ、と思います。
例えば、生理前に調子が悪くなる
では、内診の検査は不要で、漢方やピルを飲むことで改善することが多いので、相談に来てくださいね。