分院の認可がおりました
本日、分院の認可が保健所からおりました
これで来月から分院での診療が開始できます
まだ机も椅子も入っていない空っぽのクリニックですが、これから少しずつ準備を進めていきたいと思います
東日本橋レディースクリニック
https://higashinihonbashi-lc.com
東日本橋レディースクリニックのブログ
1階には薬局が入っていて、その前には駐輪場もあります。
そして、これがエレベーター横の看板
まだ他のフロアは空いている所が多いのですが、これからどんどん埋まっていく予定です。
・・・ちなみに、何か皆さん気づかれましたか?この看板の間違い
・
・・
・・・
クリニック名が違うんです、、、、
正しくは
東日本橋レディースクリニック
なんですが、「東日本レディースクリニック」になっています、、、
さすがに日本の東半分を名乗る度胸はありませんが、日本の半分を背負うくらいの気持ちで診療していきたいと思います。
分院の開院日が決まりそうです
先日、東日本橋の方に分院を出すブログを書いたのですが、やっと開院日が決まりそうです。
内装工事が今週終わり、来週中に保健所の立ち会い検査があります。
そこで問題がなければ、10月1日から開院する事ができます。
場所は
東京都中央区日本橋大伝馬町13-8
メディカルプライム日本橋小伝馬町4階
https://goo.gl/maps/k3Xm6ujLDSxnbMdWA
最寄駅は
日比谷線「小伝馬町駅」より徒歩2分
総武線「馬喰町駅」より徒歩3分
都営新宿線「馬喰横山駅」より徒歩3分
都営浅草線「東日本橋駅」より徒歩8分
となっています。
診察時間は平日10時〜13時、15時〜20時(火・木曜は17時まで)で、平和島レディースクリニックとカルテを共有しますので、どちらでもご都合の良い方に受診いただければ、と思います。
よろしくお願いします。
東日本橋レディースクリニック
http://higashinihonbashi-lc.com/index.html
東日本橋レディースクリニックのブログ
新院長就任のお知らせ
先日、分院の件を話させて頂きました。
https://obgyne.hatenablog.com/entry/2019/03/06/204027
ということで、中央区の東日本橋駅近くに分院を出すことに決定いたしました。
まだ都庁の認可が下りないので、具体的な日時は不明なのですが、今年の10月か11月頃になると思います。
それにあたり、平和島レディースクリニックに新院長をお迎えすることとなりました。
小池和範 医師です。
もともと多摩総合医療センターで医長をされていた先生で、今度の7月からの勤務となります。
よろしくお願いします。
ちなみに、先日小池先生が指導していた医師が、私の研修医時代の指導医だったことがわかり、世間は狭いなと話した所です。
しかも、その場所が東京ではなくて、長野県なのです。
偶然とはいえ、大変運命的なものを感じました。
また、患者さんに対する考え方や接し方も、私と同じような感じで、大変温厚な医師ですので、お気軽にご相談に来ていただければ、と思います。
ちなみに、私自身は分院準備も含めて、7月後半からしばらく夏休みをいただき、8月末から分院開院までは、平和島レディースクリニックにて診療しています。
分院開院以降は平和島レディースクリニックの診察は小池先生に、分院は私の診察となりますが、カルテは共有いたしますので、受診しやすい方に来ていただければ、と思います。
よろしくお願いします。
学会に行ってきました
先日、年に一度の産婦人科学会のために名古屋に行ってきました。
各病院の先生方が経験された貴重な症例の発表を知れる大切な学会です。
自分で経験できる症例には限りがあって、珍しいものは、何となく頭の中にあっても、実際に診察して見つけられるかというと、なかなか難しいこともあります。
それでも、こういった学会で他の先生の発表を聞き、「追体験」しておくことで、少しでも珍しい病気への注意力を高めておくことは大切なことだと考えています。
毎年、全国各地で開かれるのですが、北海道で開かれることもあり、勤務医時代は数日開かれる学会に参加する日と当直で病院に残る日を分けなければならず、参加したい講演にも参加できない不都合がありました。
全てオンラインでやってくれると、みんな自由に参加できるので、将来的にはそうなってほしいですね。
妊婦検査での赤ちゃんのエコーの講義や、AMHといういわゆる「卵巣年齢」の検査、NIPTという新型出生前検査についてなど、大変勉強になった学会でした。
特にNIPT:新型出生前検査に関しては、妊婦健診を受けられる妊婦さんから質問されることもあって、何とか自分のクリニックでも出来ないものかと思っていたものです。
ただ検査するだけで、その結果の意味や解釈については細かく説明しないクリニックがあり、検査を受けた妊婦さんも困ってしまうケースがあるとのことで、やはり遺伝カウンセリングもしっかりした上での検査が必要であると再認識できました。
NIPTによって全ての染色体異常が分かるわけではないということ、100%の精度ではないということ、見つかった染色体異常が出産までにどういった経過を辿り、出産後はどうなるのか、ということ、そして、その結果を家族がどう受け取って、どのような方針を選ぶのか、ということ。
そこまでしっかりサポートできた上で、NIPTの検査をやらなければならないということです。
産婦人科学会も今年の6月には検査をする施設の指針を出すようですので、それを受けて自分のクリニックでもどのように対応していくか、考えたいと思っています。
もし、NIPTの検査を受けようと思っている方は、簡単に検査だけ受けられる所ではなく、しっかりとカウンセリングもしてくれる病院で検査を受けるようにしましょう。
子宮筋腫の治療法
先日、子宮筋腫の治療薬で飲み薬が発売されたという記事を書きました。
それと同様に、毎月一回注射をしたり、毎日点鼻薬を使ったりして、閉経状態に持ち込み、筋腫を縮める方法もあります。
いずれも、閉経状態に持ち込むため、骨密度が低下するリスクがあり、基本的には半年でやめることになります。
そして、薬をやめて生理が再開すると、再び筋腫が元の大きさに戻ってしまいます。
ですので、そろそろ閉経が近いかな、と言う時に上記の治療法を選んで、何とか閉経までの症状を抑えておく、という使い方をすることが多いですね。
あとは、手術が決まっているけど、出来るだけ筋腫が小さい方が手術がしやすく、出血量も減らせるという時に、上の治療法を選ぶこともあります。
筋腫を手術で取り出す方法以外には、子宮を栄養する血管に栓をして筋腫を小さくする「子宮動脈塞栓術」や、超音波を集中して当てて筋腫組織を焼いてしまう「集束超音波治療」という方法があります。
いずれもできる病院がかなり限られているので、もし話を聞いてみたい、という方がいれば、対応可能な病院でご相談いただければ、と思います。
参考までに都内近郊で対応している病院として、いくつか挙げておきます。
子宮動脈塞栓
・川崎幸病院
https://saiwaihp.jp/departments/section/gynecology.php
・順天堂大学医学部付属順天堂医院
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/hoshasenka/activity/clinical/teishinsyu/teishinsyu3.html
・聖マリアンナ医科大学
https://www.marianna-u.ac.jp/Radiology/patient/17311/17312/017027.html
・東京慈恵医科大学付属病院
http://www.jikei.ac.jp/hospital/sukoyaka/index_15.html
・杏林大学医学部付属病院
https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/user/medicine/obgy/labo/clinical
その他にも全国の対応病院の一覧があったので、こちらも参考にしてみてください。
http://www.jsir.or.jp/wp-content/uploads/2017/03/2_6-1.pdf
次に集束超音波治療に対応可能な病院です。
・板橋中央総合病院
https://www.ims-itabashi.jp/fus/
都内近郊だと、こちらの病院しか対応していないようです。
他には福島県になりますが、
・会津中央病院
https://www.onchikai.jp/fus/qa
以上が子宮筋腫の治療法になります。
筋腫の位置や個数、将来妊娠を考えているかどうかによって、様々な選択肢がありますので、筋腫の治療法に迷っている方は、婦人科でご相談ください。