平和島レディースクリニック

診察室では説明しきれないことを中心に

不思議な飲み物

お題「おばあちゃんの思い出」

 

私の祖母は京都に住んでいました。

 

私自身、京都の病院で里帰り出産だったのですが、家は滋賀県だったので、年末年始には京都にある祖父母の家に遊びに行っていました。

 

鴨川沿いにある中華料理屋さんで、お皿を乗せた台がクルクル回るのを初めて見て、大興奮したのを覚えています。それ以来、お正月といえばおせち料理より「クルクル回る中華料理」と言うイメージが付いてしまったくらいです。

 

また、別のお正月には、京都市内のホテルで親族一同が集まって、バイキングで正月を祝ったことも何度かありました。

 

いとこの中で私が1番小さかったので、毎年みんなに可愛がってもらい、とても楽しかった記憶があります。

 

 

そんな中で、おばあちゃんの思い出といえば、おばあちゃん家に行くと必ず出してもらえる、甘くて美味しい飲み物でした。

 

家では、あまりジュースとかは飲まなくて、基本的にご飯の時は水かお茶とだったので、この「おばあちゃん家の甘い飲み物」は本当に魅力的だったのを覚えています。

 

いつしか、お正月にしか飲めない特別な飲み物になっていて、毎年それが楽しみでおばあちゃん家に行ってました。

 

 

ところが、大学生になった頃、ふいにその「不思議な飲み物」の正体を知ることになりました。

 

大学に進んで一人暮らしを始めて、何気なくレストランで頼んだ飲み物が、まさしく「おばあちゃん家の甘い飲み物」だったのです。

 

 

それは

 

ミルクティー

 

でした。

 

 

・・・すいません、大したオチではなくて。

 

でも、個人的には大発見でした。

 

ミルクティーという名前だけは聞いたことがあったけど飲んだことのない飲み物が、まさかずっと気になっていた飲み物だったのですから。

 

 

それ以来、ミルクティーを飲む度に、おばあちゃん家の庭に面した椅子に座ってみんなで飲む光景が懐かしく思い浮かびます。

 

 

私にとって、おばあちゃんの思い出は、ミルクティーとクルクル回る中華料理なのです。

 

と思っていたら、その「中華料理屋さん」を取り上げているブログを発見しました。

 

http://kuchiki-kohjiro.hatenablog.com/entry/2017/07/02/050500

 

当時も今も変わらない、雰囲気のある建物です。お近くに行かれた際は、ぜひ一度行って見てくださいね。