平和島レディースクリニック

診察室では説明しきれないことを中心に

内装打合せ

開業準備を少しずつ進めています。

 

まだ電子カルテも予約システムも決まっていないのですが、並行してクリニックの内装について、業者さんと打合せしてきました。

 

全くの新規開業ではなく、もともとあったクリニックさんの引き継ぎのような形になるのですが、どうしても内装的に自分好みにしたい部分があり、改装してから開業する予定をしています。

 

なかなか婦人科というのは受診するのにハードルが高い科ですので、少しでも内装で受診のハードルを下げられらばいいなと。

 

落ち着いた色使いで、待っている間もくつろげるようなスペースを作りたいと思っています。

 

と、いろいろ考えていると、待ち時間が長い方にはコーヒーでも出そうかな、とカフェでコーヒーのメニューに注目したり、棚にこの雑貨並べようかな、と雑貨屋さんで仕入れの目になっていたり。

 

雑貨屋さんって、本当に見てて楽しいですよね。何時間でも見ていられる幸せな空間です。

 

待ち合いのスペースに雑貨屋さんコーナー作ろうかな、と本気で想像したりしています。

 

 

あと、妊婦検診もやる予定なのですが、やはり待合いにキッズコーナーは欲しいですよね。小さいお子さんが、ただやることなく座って待っているのは大変ですから、ここは譲れないポイントです。

 

となると、このオモチャ置こうかな、とオモチャ屋さんで仕入れの目になったり。

 

レンタルで熱帯魚の水槽を設置してくれる業者さんもいるみたいですが、あまり大きなものだとゴージャス感が出てしまって、少しイメージと違うな、と思ったり。

 

いろいろやることはありますが、今までの医療とはまた違った視点で物事を考えることが多く、楽しみながら準備しています。

 

待合いにこんなものがあったらいいな、というアイデアがあったら教えてくださいね。

 

クリニックのホームページ作りについて

 

 

数ヶ月以内の開業に向けて準備を進めているのですが、今はホームページ作りを頑張っています。

 

最初は業者さんにお願いしようと思ったのですが、依頼すると100万近いお金がかかる、とのこと、、、

 

さすがにそれは高すぎます。

 

なので、自分で作れないものかと調べてみました。

 

小さい頃、父がホームページビルダーというソフトを買ってきて、一緒にいろいろ遊んだ記憶があるので、少し懐かしさを覚えながら、調べてみたのですが、何でも今は

 

ワードプレス

 

というプログラムでホームページを作るのが主流のようです。

 

 

世界のホームページのうち、約4分の1がワードプレスを使って作られているらしいので、かなりメジャーな様子。

 

ということで、1からコツコツ勉強し始めました。

 

と言っても、それだけワードプレスが主流なので、いろんな人がコツを公開していて、それを見よう見まねで作っています。

 

もう少しで大枠が出来上がりそうなので、ほぼ完成したらこちらで公開して、ご意見を伺いたいと思っています。

 

よろしくお願いします。

 

 

予約システムについて

 

 

開業に向けて、いろいろ調べているのですが、電子カルテ選びに続いて、予約システムについても、いろいろ調べています。

 

予約制のない病院だと、1時間待ち、2時間待ちは普通にあるので、それだとなかなか病院に足を運ぶのが大変になり、結局症状が重くなってから受診する、なんてことになりかねません。

 

もちろん、私自身が待つのが嫌いなので、できるだけ待ち時間を長くしたくない、という思いもあります。

 

 

そこで、予約システムをいろいろ検討しているのですが、多くのシステムが最初から会員登録を必要としているのです。

 

まだ継続して受診するかどうかもわからない段階で、いきなり会員登録というのはハードルが高いと思っています。

 

一番最初はとりあえず予約枠だけ抑えてもらって、継続して通院することになれば、改めて会員登録をする、という流れの方が自然ではないでしょうか。

 

そして、IDとパスワードの設定、、、

 

もちろん、会員登録なんですから、そういった設定が必要なのはわかりますが、私自身、いろんなサイトを利用する中で、パスワードの設定にうんざりしています。

 

みなさん、パスワードってどうしてますか?

 

おそらく、どうでもいいサイト登録であれば、適当に1111とか9999とかにしてると思うんです。

 

でも、たまに数字だけじゃなくて英語も混ぜろとか、下手したら大文字と小文字を使え、なんて条件まで出てきて、パスワードが多種多様になってきています。

 

そのため、私が患者の立場だったら、IDとパスワードの設定を要求されるだけで、そっと画面を閉じます。

 

10個近い予約システムを検討しましたが、ほとんどが最初からIDとパスワードを要求するシステムばかりで、こちらの希望とは合いませんでした。

 

今のところ、2つだけ希望通りのシステムを見つけました。

 

1つ目は、毎回名前とメールアドレスを入力して、予約を取るシステムです。

 

メールアドレスを登録することで、予約完了メールや前日に受診お知らせメールが届き、そのメールの中にワンクリックで予約キャンセルできるリンクが貼ってあります。

 

これであれば、IDもパスワードも不要。簡単に予約できます。

 

毎回メールアドレスを入力するのが大変だと思うのですが、予測変換などで簡単にアドレスが出る設定であれば、そこまで負担ではないのかな、と思っていますが、果たして皆さんはメールアドレスの入力は大変でしょうか、、、

 

もう1つのシステムは、一番最初は電話番号の登録だけで、予約が取れます。あとは受診してもらった時に診察券を渡すので、診察券番号と誕生日だけでマイページにログインできますし、マイページをブックマークしておけば、次からはブックマークしたマイページから予約取得も変更も簡単にできます。

 

かなり悩んだ結果、やっと2つに絞られたのですが、最後の2つが本当に迷います。

 

みなさんのご意見、何かありましたら、コメント欄までお願いします。

 

 

電子カルテ選びについて

 

 

先日、開業の決意を書かせていただきましたが、その後もいろいろ準備を進めています。

 

今は、電子カルテ選びをしているのですが、いくつも電子カルテ会社があって、なかなか難しい選択です。

 

 

電子カルテにすることで、カルテ記載の時間は短くなりますし、検査や処方に対するお会計も自動計算されるため、患者さんの「待ち時間」が圧倒的に短くなります。

 

また、過去のカルテも簡単に遡ることが出来るので、前回の採血はいつしたのか、その結果はどうだったのか、すぐにわかりますし、1年前に処方された薬が調子良かった、と言われれば、その時の処方とカルテもすぐに確認することができて、非常に便利です。

 

 

その分、ゆっくりと疑問に思っていることを話していただけるので、電子カルテは本当にクリニックの中心になる存在です。

 

今のところ、5社ほどデモンストレーションをお願いしていて、この中から選ぶことになると思いますが、アレが出来る電子カルテもあれば、コレが出来る電子カルテもあり、目移りする日々です。

 

迷ってはいるのですが、新しいシステムをいろいろ知ることができて、楽しみながら悩んでいます。

 

そうは言っても、時間も限られているので、1〜2週間以内には結論を出したいと思います。

 

また、開業先もそろそろ決まりそうなので、決まり次第、ブログに書きたいと思います。

デリケートゾーンの痛い出来物について

外来によくこられる病気の1つが

 

デリケートゾーンの出来物

 

です。

 

 

その多くは、いわゆるニキビのようなものであったり、毛穴にばい菌が入って腫れる毛嚢炎であったり、ほっておいても治るものが多いのですが、中には検査・治療が必要なものもあるので、今回はそれらについてまとめてみたいと思います。

 

まず、その出来物が痛い場合に考えられるのは、

 

ヘルペス

 

バルトリン腺膿瘍

 

があります。

 

 

ヘルペス

 

いわゆる性病の一種です。

 

感染してから1週間前後で症状が出てくることが多いのですが、かなり時間が経ってから症状の出ることもあるので、いつ感染したか厳密にはわからない、とも言えます。

 

飲み薬と塗り薬で治療し、1〜2週間で治りますが、初めて症状が出ると、かなり痛みが強くなることがあり、飲み薬ではなく、点滴治療が何日か必要になることがあります。

 

一度治療しても、わずかにヘルペスは体内に残ってしまいます。そのため、体調を崩したり疲れたりすると、免疫が落ちて再発することが多いです。

 

再発時は、デリケートゾーンの違和感から始まることが多いので、その段階で薬を飲み始めれば症状を軽く抑えることができます。

 

あまりに何度も再発する時には、治療薬を毎日飲み続けることで、再発リスクを下げることもできます。およそ半分の方は全く再発しなくなる治療方法なので、繰り返して辛い方は相談してみてください。

 

 

バルトリン腺膿瘍

 

バルトリン腺という分泌物を出す所があるのですが、そこが詰まってしまって腫れることがあります。親指の先くらいの大きさから、ゴルフボールの大きさ以上に腫れることがあり、中にばい菌が入らなければ違和感で済むのですが、ばい菌が入ってしまうと、かなり痛くなって座るのも辛くなります。

 

腟の出口で、お尻の穴に近い方の部分の左右どちらかが大きく腫れているとバルトリン腺のことが多いです。

 

治療としては、中に溜まっている液体を針で刺して抜くことと、ばい菌が入っている場合には、抗生物質を飲んでもらうことになります。

 

何度も繰り返す場合には、麻酔をして

 

開窓術

 

という、液体の通り道を作る手術をすることもあります。

 

 

以上が

 

 

痛みを伴う出来物で考えられる病気です。

 

 

どれも婦人科を受診してもらえらば、診るだけで診断が付くことが多いので、心配なことがあれば受診してみてくださいね。