私の好きな街
私は信州大学という長野県にある大学の出身ですが、育ったのは滋賀県です。
高校時代までずっと滋賀県に住んでいたのですが、大学受験を機に長野県に引っ越しました。
今でもはっきり覚えているのですが、私が信州大学を選んだのは
地図帳の最後の気温グラフ
を見たからです。
小さいころから、私は暑がりだったので、とにかく暑いのが嫌いでした。
そのため、どこの医学部に進もうか迷っていたときに、地図帳の気温グラフを見て、涼しい場所を基準に選んだのです。
各都道府県の気温グラフを見て、長野県は夏が涼しい!!北海道も夏が涼しい!!!
そんな基準で大学を選びました。
あと、雨も嫌いだったので、降水量が少ない地域、というのも重要なポイントです。
そんな理由で長野県の大学に進学したのですが、その選択が正しかったと感じたのは、1年目の夏でした。
部活で真夏の炎天下の中、汗だくで練習していたのですが、ちょっとした休憩時間に日陰に入ったら、真夏とは思えないくらい涼しかったんです。
滋賀県にいたころは、夏はどこに行こうが暑かったのです。日陰なんて何の役にも立ちませんでした。それが長野県だと、日陰に入るだけで涼しく感じるんです。これはもう本当に感動しました。
しかも、夜になると涼しくなるので、夜はクーラーがいらないんです。
少し暑いなと思えば、窓を開けるだけで涼しくなるので、これも感動しました。
それまで、夏の夜はクーラーをかけていないと暑くて眠れない、というのが普通だったので、同じ日本でもこんなに違うのかと本当に驚きました。
長野県を選んで間違いなかった!と思ったものです。
ただ、冬の寒さは予想以上でした・・・
長野県の冬は
寒い
というより
痛い
んです。
4月の新入生への説明の時に、冬は髪を濡らして自転車に乗ると凍る、なんて脅されていて、「それはオーバーだろう」と高をくくっていたのですが、、、
本当に凍りました!
鼻水も涙も凍るんです。
真冬はとても自転車なんて乗れません。
そして、何より、耳が痛いんです。寒いんじゃなくて、痛いんです。
もう耳がちぎれるんじゃないかってくらい痛いんです。
これだけは予想以上でした。
モコモコの耳あては必需品なので、真冬に長野県に行く方は、お気をつけください。
それでも、やっぱり長野県は良いところです。
水道水は普通に美味しいです。
(長野県のスーパーで「南アルプスの天然水」を買っている人がいるのは不思議ですが、、、)
少し車を走らせれば、テレビで「避暑地」として特集されるような緑に囲まれた道路が沢山あります。
本当に長野県は良いところです。
大学受験する時、地図帳の気温グラフから、北海道と長野県を選んだのは正解でした。
なぜ、北海道じゃなくて長野県に進学したのか・・それは、北海道大学は