平和島レディースクリニック

診察室では説明しきれないことを中心に

医師免許というもの

fujipon.hatenablog.com



私自身は、中学生の頃から医者になりたいと

思っていたので特に進路に迷うことは

なかった。



そのくせ、医学部を目指すっていうワードが

すごくキライだった。


あぁ、受験勉強できるからね

そのために受験勉強頑張ってるしね、

っていう医学部=受験勉強っていう

イメージがすごくキライだった。



だから、バカみたいに


医師としての仕事が出来る専門学校が

あるならそういう学校に行きたい


って本気で思ってた。


その専門学校が医学部なんだってことが

多感な時代にはうまく受け入れられなかった






今は医師を選んでよかったと思ってる。

別の仕事を選べばよかったって思った瞬間は

今まで一度もない。


デイトレ

とか

ホリエモン


に月並みに憧れて、株に手を出した事も

あったけど、どうにも無機質なやり取りを

続けるのは向いてなかったみたいで、

数日で脱落してしまった。



もちろん、株の向こう側には実際の会社が

あって、そこで働く人たちもいて、

無機質ではないのだろうけど

その境地に達することはできなかった。




陳腐な言い方だけど


やりがい


を感じられることは、仕事にとって一番

大事だと思っている。

だからこそ、どれだけしんどくても

続けられる。そのやりがいを何に

感じるかは、もちろん人それぞれだけど。



きっと自分の偏差値だけで医学部を

選んだ人はつらいと思う。


医者になる、人助けがしたいっていう

自分の中に大きな柱がないと、なかなか

続けるのは難しい。


少なくとも臨床医には、その大きな柱が

ないと、とても続けられないと思う。


そうは言っても、高校生の段階で

医師になるかどうかを選べってのも

なかなか酷な話。


日本は医学部には入るのが難しくて

卒業するのは簡単だけど、

アメリカなんかはその逆って聞いた

ことがある。


とりあえず、医学に興味のある学生が

医学部に入って、本気で医師になりたい、

なれる素養のある人間だけが医師に

なっていくっていうのが

アメリカのやり方らしい。


すごい理にかなっていると思う。


ただ、医学部に入って、医師になれなかった

学生たちの進路ってどうなって

いるんだろう。。。