平和島レディースクリニック

診察室では説明しきれないことを中心に

生活リズムと子供の虫歯について

今回は産婦人科のお話から少し離れてしまいますが、子供の虫歯と生活リズムについて興味深い発表があったので紹介したいと思います。

その発表がこちら。

www.hokudai.ac.jp


北海道大学が16歳以下の子供の虫歯の本数と就寝時間や夕食時間の関係を調査しました。

調査対象になったのは、140名の1~16歳の子供たちです。平均年齢は約7歳で、男児77名、女児63名でした。

まず、2~7歳の38名で生活習慣と虫歯の本数の関係を調べたところ、就寝時刻・夕食時刻と間食回数が虫歯本数の多さに関係していました。

また、11~16歳の33名では、夕食時刻のばらつきが虫歯本数の多さに関係していました。

つまり年少児ほど、夜型の生活習慣が虫歯を増やす傾向があると言える結果となりました。


これは、虫歯菌と言われるミュータンス連鎖球菌が糖質を摂取して産生する酸によって虫歯が起こること、夜間は唾液が減少して防御機構が弱くなるため、細菌が増えて虫歯発生のリスクが高まることが原因と考えられます。


私自身も、子供のころは必ず夜6時に晩御飯を食べて、20時か21時には眠る生活をしていたため、ほとんど虫歯になることはなかったので、実感として生活習慣と虫歯は関係あるのかな、と思います。


以上、子供の生活習慣と虫歯の関係に関する論文の紹介でした。