理想の医療とは
あまり最近は聞かなくなったのですが、一昔前には
3時間待ち、3分診療
といって、病院の待ち時間の長さが批判されていた時代がありました。
ひょっとしたら、今もそのような病院があるのかもしれませんが。
まず、病院側の言い分としては、外来をやっている医師は、入院患者さんも担当しているので、もし外来診察中に入院患者さんの急変があれば、外来を切り上げて、病棟に行かなければならなくなります。
当然、その間は外来がストップしてしまいますので、予約時間通りにきた患者さんの待ち時間がグンと伸びることになります。
ただ、、、私が今まで勤務してきた総合病院だと、あまりそういう状況にはなりませんでした。
というのも、病棟を専門で担当する先生がいるので、もし入院患者さんに何かがあれば、まずはその先生が担当することになります。
そして、その先生だけでは手に負えなくなった時に初めて外来診察中の先生にも声がかかることになります。
そうなると、もう外来が破たん・・・せっかく時間を作って予約で来てもらっているのに、待ち時間がめちゃくちゃ長くなってしまうのです。
待ってもらっている患者さんにもストレスだと思うのですが、お待たせしてしまうコチラも冷や汗ダラダラで、必死になって時間を取り戻そうとします。
もっと医師の数が多ければ、と強く思う瞬間ですね。
ただ、開業して最初の3~4カ月は、全く患者さんをお待たせすることなく、そういう意味ではストレスのない診察ができていました。
今までであれば、次の患者さんの待ち時間のことも考えて、「もう少し詳しく説明したいな」と思っても、適宜省略して説明していたのですが、時間に比較的余裕があるので、伝えたいことを余裕をもって伝えられる外来ができていたと思っています。
今も、午後の早い時間帯は比較的余裕があるので、説明内容が多い患者さんであれば1人当たり10分くらいは時間をかけて診察ができていますし、そういう時には
開業して良かった
とホッとしています。
ちなみに、夜8時ころまで診察している日は、やはり仕事終わりの方が6時ころから受診されるので、かなり混みあってしまいます・・・
もう少し詳しく説明したいな、と思っても、なかなか時間が取れないこともあり、ご迷惑をおかけして申し訳ないです。
もし、可能であれば、午後3時~5時くらいまでは余裕があるので、その時間帯に受診していただけると、しっかり説明できると思うので、よろしくお願いします。。。。お仕事があって難しいとは思うのですが。。。