現役産婦人科医の時間外診療

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現役産婦人科医の時間外診療

現役産婦人科医が診察室では説明しきれないことをまとめてみます

ついに電子カルテが決まりました

クリニック開業に向けて、様々な電子カルテを検討してきました

 

総合病院では、当たり前になっている電子カルテも開業医さんでは、普及率が30%程とのこと。

 

それでも、紙カルテに記載して、処方箋を書いて、それを受付に持って行って、それから保険点数を計算して、患者さんにお会計、としていると、とても時間がかかってしまいます。

 

また、一昔前には「医者がパソコン画面ばかり見て患者さんの顔を見ない」ということがよく言われていました。

 

それは、パソコンに慣れていない年代のお医者さんならではのエピソードだと思っています。

 

パソコンに慣れている私たちの年代になると、紙に文字を書くより、パソコンに打ち込む方がよほどスムーズで、患者さんの話に集中できると思っています。

 

というわけで、1ヶ月近くかけて、合計7社さんの電子カルテを見させていただきました。

 

まず最初に見させてもらったのはクラウドを活用した全て無料の電子カルテ

 

無料の理由は、カルテから得られる処方の情報など、いわゆるビッグデータを活用できるから、無料とのことでした。

 

これから先の医療では、それが主流になるのかもしれませんが、まだまだ駆け出しの段階で、そこに乗るのは危険と判断しました。

 

いくらセキュリティがしっかりしてるとは言われても、やはり患者さんに関わるデータがどこかに利用されているのは、まだ抵抗があります。

 

 

次に検討したのは、全国的にも有名な大手の会社さんが作っている電子カルテ。値段も結構するようなのですが、大手さんなので安心して使えるかな、と思いました。ただ、どうしてもデザインが古い、、、Windows XP という感じがしてしまって、Windows 10に慣れてきている感覚から言うと、違和感が凄かったです。

 

実は、このデザイン面、他のカルテ会社さんも厳しいところが多かったです。

 

こうやって書いていると、デザインくらい大した問題じゃないように思われるかもしれませし、私自身も実際見るまではデザインなんて重要視してませんでした。

 

それでも、実際に見てみると、XP感に対する違和感が凄いのです。これほどデザインの影響が大きいとは思っていませんでした。

 

と言うわけで、デザイン面だけで2社に絞られ、最後の最後まで悩みました。

 

1番のネックは、患者さんの超音波画像をいかにスムーズにカルテに取り込めて、なおかつ過去の超音波画像がサクサクと見れるかどうか、という点でした。

 

その点で、考えに考え抜いて、やっと決まりました!!!

 

ちなみに、こちらがXP感を脱却した電子カルテの画像です

 

f:id:obgyne:20170512095611j:image

 

早速、よく使う処方薬や注射などなど、スムーズに診察が進むようにコツコツと初期設定を頑張っているのですが、、、

 

これが大変っ!!

 

今まであらかじめ設定された電子カルテを使ってきたので、そんなに考えずに薬を選んでたのですが、全く0の状態から薬を選んで行くのが、こんなに大変だとは思いませんでした、、、

 

とはいえ、自分のカルテを作っていくのは楽しくていいですね。

 

この1週間ほどでおおよその初期設定を済ませないといけないので、コツコツ作業していきたいと思います。

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