梅毒が増えてきました
以前からニュースになっていますが、実際に患者さんを診ていても、梅毒患者さん増えたなぁと思います。
産婦人科医になりたての頃は、梅毒なんて過去の病気で滅多に診ないものだったのに、今では何かあればまずは梅毒が頭をよぎるくらい、メジャーな病気になってきました。
昔は、年配の患者さんが多かったようなのですが、最近では20代の女性が感染していることもよくあります。
なので、少しでも疑わしいことがあれば、受診して調べて下さいね。
特徴的な所見としては、細かい赤い発疹が体に出来たり、デリケートゾーンに出来物ができたり、足の付け根のリンパ節が腫れたり。
こういった症状が出ても、自然に消えちゃう経過をたどるんですが、それは梅毒が治ったわけじゃなくて、ただ単に見えなくなっただけです。
安心して放っておくと、どんどん梅毒が酷くなる可能性があるので、少しでも心配なことがあれば、受診して相談してくださいね。