現役産婦人科医の時間外診療

平和島レディースクリニック

診察室では説明しきれないことを中心に

チョコレート嚢腫が癌になる可能性

チョコレート嚢腫は、基本的に良性腫瘍ですが、中には癌が含まれる事があります。

 

統計的には、10歳代や大きさ3cm以下だと癌の可能性が0%ですが、それ以外では少し癌の可能性が出てきます。

 

まずは年齢別に比較してみると、


20歳代で0、6%

30歳代で1%

40歳代で4%

 

と、年齢とともに少しずつ癌の可能性が高くなってきます。


次に腫瘍の大きさ別で比較してみると、

 

7cm以下なら1%以下

8〜9cmで1%

10cmで5%

 

と、大きくなるにつれて癌の確率が上がってきます。


このように、癌の可能性はそこまで高くないものの、年齢や腫瘍の大きさによっては癌の可能性を少しずつ考えないといけないため、定期的な経過観察が重要になってきます。

 

では、チョコレート嚢腫の手術をして、結果が良性腫瘍であった場合は、それで治療が終了するのでしょうか。

 

統計上、術後に何も治療をしなかった場合は、3割近い人が再発すると言われています。

 

一方で、術後にホルモン治療をした人は、再発率が8%程度だったと言われており、手術をしただけで治療が終わるわけではないのです。


術後の治療としては、低容量ピル、ミレーナ、ディナゲストという薬を使う事が多いので、主治医の先生とよく相談してみてください。

 

低用量ピルについてはこちら

 

 

obgyne.hatenablog.com

 


ミレーナについてはこちら

 

 

obgyne.hatenablog.com

 

 

obgyne.hatenablog.com

 

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