現役産婦人科医の時間外診療

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現役産婦人科医の時間外診療

現役産婦人科医が診察室では説明しきれないことをまとめてみます

ピルを飲み忘れた時の対応方法

普段の外来でよく聞かれるのが、ピルを飲み忘れてしまった時の対応方法です。

今回は、そんなピルの飲み忘れについて説明したいと思います。




1錠だけ飲み忘れてしまった場合


飲み忘れた錠剤をなるべく早く内服して、残りの錠剤はいつも通りに内服してください。

つまり、前日に飲み忘れた場合は、次の日に合計で2錠飲むことになります。

その周期に避妊に失敗したとしても、基本的には緊急避妊は必要ないです。


ただ、その周期で他にも飲み忘れた日があるとすれば、緊急避妊は考えても良いでしょう。



緊急避妊についてはこちら


obgyne.hatenablog.com




2錠以上飲み忘れてしまった場合

まずは、飲み忘れた錠剤のうち、一番近い錠剤をすぐに内服してください。

残りの錠剤はいつも通り続けてもらって大丈夫です。

7錠以上連続して内服するまでは、コンドームをしっかり使うか、性行為を避けましょう。



もし、避妊に失敗してしまった場合は、飲み忘れた週が何週目かで対応が変わってきます。


第3週に飲み忘れた場合は、次の週の休薬期間を飛ばして、今のシートの3週目を飲みきった時点で、すぐに次のシートを始めてください。


第2週に飲み忘れた場合は、直前7日間に連続して内服できている場合は、緊急避妊は必要ないです。


第1週に飲み忘れた場合は、その週か前のシートの休薬期間に性行を行った場合に緊急避妊を考えてください。



つまりは、第2週と第3週に飲み忘れがあっても、そんなには心配いらないということです。



これは、ピルを7日間連続で服用した場合には、その周期には正常な排卵は起こらないと考えられているからです。

そのため、第1週の7日間はより念入りに飲み忘れをしないことが重要と言えます。





飲み忘れた場合の対応は、状況によって様々だということがわかっていただけたと思いますので、もし飲み忘れてしまった場合には、その週が何週目なのかを確認して、緊急避妊について考えてください。

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