手術をすることになった方へ 執刀医の探し方
卵巣が腫れていたり、子宮筋腫が見つかったり、婦人科の手術が必要になった方へ、執刀医の探し方について、思うところを書きたいと思います。
特に、内視鏡を使った腹腔鏡手術について取り上げたいと思います。
子宮筋腫や卵巣の腫れを取り出すためには、一昔前はお腹を大きく切って取り出すしかありませんでした。
しかし、内視鏡と言って、非常に細いカメラが発明されて以来、お腹を大きく切るのではなく、2㎝程度の傷を何か所かつけるだけで手術が出来るようになってきました。
お腹を何か所か2㎝程度切り、内視鏡というカメラを入れたり、操作のための鉗子という棒を入れたりして、内視鏡で映し出すモニターを見ながら、手術ができるのです。
そうして、子宮筋腫や卵巣の腫れを取った後、同じく2㎝程度の傷から体の外へ取り出して手術は終了します。
例えば2㎝以上ある子宮筋腫とかですと、お腹の中で細かく砕いたり、2㎝程度の傷から細かく刻みながら取り出したりと出来るので、多少大きな子宮筋腫でも取り出せます。
では、この内視鏡の手術は誰でもできるかというと、当然そのような簡単な手術ではありません。
モニターを見ながらの手術ですので、奥行きがよくわからなかったり、糸を結ぶにも鉗子という棒を使って上手く結ばないといけないので、相当のトレーニングが必要になってきます。
何年もトレーニングをして、技術が認められて初めて、