現役産婦人科医の時間外診療

平和島レディースクリニック

診察室では説明しきれないことを中心に

卵巣癌を早く見つけるには?

以前から子宮がん検診を受けましょう

という話をしていたのですが、



obgyne.hatenablog.com



時々、卵巣癌はどうすればいいの

ですか、と聞かれることがあります。


また、手術で子宮は取ったんだけど、

卵巣は残した場合にも、

今後の癌検診はどうすればいいのか

聞かれることがあります。



子宮頸癌検診のように年に1度の

検診を受けていればそれでいいのかと

いわれると、残念ながら卵巣癌には

検診というものが存在しないのです。



それは、なぜか。


卵巣癌は、いざ癌になるとあっと

いう間に進んでしまうからです。


つまり、1年前に検診をして、

卵巣癌がなかったとしても

その1年後には、もう進行した

卵巣癌になっている

可能性は十分ありえるのです。


実際、卵巣癌の50%以上は進行した

状態で見つかっており、手術や

抗がん剤を用いても

70%は再発するといわれています。


ですので、自覚症状が何かあれば、

そのまま放っておかずに、婦人科を

受診してもらいたいのです。



では、どういった自覚症状が問題に

なるのか。

それは、


お腹周りが大きくなった

下腹部が何か痛い

トイレが近い、もしくは出しづらい

すぐお腹いっぱいになる

これらの症状が、月に12回以上あれば

婦人科を受診するのがおススメです。


もちろん、毎月超音波で検査していれば

仮に卵巣癌になったとしても、かなり

早期に見つけることができると

思いますけど、毎月婦人科に行って

超音波の検査を受けるのって、あまり

現実的じゃないですよね・・・



ですので、さきほど説明したように、


お腹周りが大きくなった

下腹部が何か痛い

トイレが近い、もしくは出しづらい

すぐお腹いっぱいになる

こういった症状をよく感じるように

なったら、一度婦人科を受診するように

してくださいね。