現役産婦人科医の時間外診療

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現役産婦人科医の時間外診療

現役産婦人科医が診察室では説明しきれないことをまとめてみます

妊娠初期の出血について

今働いている病院では、あまり受診されることはないのですが、大学で研修していたときは、妊娠初期の出血で、夜中でも受診される妊婦さんはすごく多かったです。



妊娠中の出血というだけで、初めて妊娠した方はすごく不安になるし、二人目、三人目の妊娠の方でも不安になって電話で相談してくる方も多いです。


その気持ち、すごくわかります!!!!


私自身、産婦人科の知識がほとんどなかった頃に妊娠初期の出血=流産と思っていましたから・・・


しかも、初期の出血があると病名は

切迫流産

になります。


個人的にはこの病名、嫌なんですよね。

ただでさえ妊娠に不安を抱えている妊婦さんに切迫流産なんて病名言いたくないんです!!!

今にも流産しそうな名前・・・


なので、初期の出血や腹痛で受診された妊婦さんには、診察して問題なければ、初期によくある症状だから心配いらない、とだけ説明するようにしています。



あとは、妊娠初診の時に、前もって説明もしています。

ちょっとした出血や軽い下腹部痛はよくあることだって。

それだけで、実際に症状が出ても落ち着いて対応できると思いますから。


以前いた病院では、ちょっとの出血でも、いつでもいいので受診してくださいねって言う先生もいました。

妊婦さんのことを思っての言葉なんでしょうけど、ちょっとの出血なんて問題ないんだから、前もって大丈夫であることを伝える方が、よほど妊婦さんの為だと思うんですよね。



なので、初期のちょっとした出血や軽い下腹部痛があっても、

あぁ、流産が。。。

って直結して考えないようにしてくださいね。


妊娠中期や後期の出血に関しては、まったく別問題なので、それはまた後日書きたいと思います。

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