デリケートゾーンの痛い出来物について
外来によくこられる病気の1つが
デリケートゾーンの出来物
です。
その多くは、いわゆるニキビのようなものであったり、毛穴にばい菌が入って腫れる毛嚢炎であったり、ほっておいても治るものが多いのですが、中には検査・治療が必要なものもあるので、今回はそれらについてまとめてみたいと思います。
まず、その出来物が痛い場合に考えられるのは、
バルトリン腺膿瘍
があります。
いわゆる性病の一種です。
感染してから1週間前後で症状が出てくることが多いのですが、かなり時間が経ってから症状の出ることもあるので、いつ感染したか厳密にはわからない、とも言えます。
飲み薬と塗り薬で治療し、1〜2週間で治りますが、初めて症状が出ると、かなり痛みが強くなることがあり、飲み薬ではなく、点滴治療が何日か必要になることがあります。
一度治療しても、わずかにヘルペスは体内に残ってしまいます。そのため、体調を崩したり疲れたりすると、免疫が落ちて再発することが多いです。
再発時は、デリケートゾーンの違和感から始まることが多いので、その段階で薬を飲み始めれば症状を軽く抑えることができます。
あまりに何度も再発する時には、治療薬を毎日飲み続けることで、再発リスクを下げることもできます。およそ半分の方は全く再発しなくなる治療方法なので、繰り返して辛い方は相談してみてください。
バルトリン腺膿瘍
バルトリン腺という分泌物を出す所があるのですが、そこが詰まってしまって腫れることがあります。親指の先くらいの大きさから、ゴルフボールの大きさ以上に腫れることがあり、中にばい菌が入らなければ違和感で済むのですが、ばい菌が入ってしまうと、かなり痛くなって座るのも辛くなります。
腟の出口で、お尻の穴に近い方の部分の左右どちらかが大きく腫れているとバルトリン腺のことが多いです。
治療としては、中に溜まっている液体を針で刺して抜くことと、ばい菌が入っている場合には、抗生物質を飲んでもらうことになります。
何度も繰り返す場合には、麻酔をして
開窓術
という、液体の通り道を作る手術をすることもあります。
以上が
痛みを伴う出来物で考えられる病気です。
どれも婦人科を受診してもらえらば、診るだけで診断が付くことが多いので、心配なことがあれば受診してみてくださいね。
UFOに連れ去られた話
これは私が中学生だった時のお話です。
かなりショッキングな内容が含まれますので、心臓に持病をお持ちの方は、十分覚悟の上でお読みください。
あれは、私が中学三年生の頃でした。
当時、私は受験のために近所の塾に自転車で通っていました。
その日も、いつものように塾に行き、夜9時過ぎに授業が終わったので、1人で自転車で帰っていました。
すると、前の方の上空に小さくて白い点が3つほど浮かんでいるのが見えました。
気のせいかな、と思って自転車を漕いでいると、どんどんその白い点が近づいてくるのです。
何日か前にUFO特番を見たばかりの私は、宇宙人との遭遇が頭に浮かびました。
まさか自分にもUFOが来てしまったか、と
そんなことを考えている間にも、白くて丸いものは真っ直ぐこっちに向かって来ます。
しかも、3つの丸いものが全く等間隔で一糸乱れず向かってくるのです。
これは自然界のものではない、何か人為的なもの。
そう!UFOに違いないっ!!!
グングン近づいて来た物体は、ついに私の頭上にまで到達しました。
思わずブレーキをかけて自転車を止めると、何とその物体が私の真上で止まったのです!!
うわぁ!!!
まばゆい光に包まれて、私はUFOに吸収されるんだ!
父さん、母さん、今までありがとう、、、
・
・・
・・・
あれ、オカシイな
白い点が全く動かないし、まばゆい光も全然出てこないぞ
ん?
あ、あれは、ひょっとして!
そう!
あの電線の途中にある、あの白い丸だったんです、、、
だから、一糸乱れず近づいて来たんだ、、、
だから、自転車止めたら、そっちも止まったんだ、、、
「うわぁ!!!」と声をあげて自転車を止めた私の横を、訝しげに通り過ぎて言ったオジさん、私はこんなに立派になりました。
ちなみに、この白い丸、正式名称は
玉碍子(たまがいし)
と言って、片方の電柱が漏電した時に、もう一方の電柱に伝わるのを予防するための絶縁体だそうです。
以上、私がUFOに連れ去られ(そうになっ)た話でした。
広島の学会に行って来ました
日本産科婦人科学会という産婦人科専門医の先生であれば皆さん入っている学会があるのですが、その学術講演会が今年は広島で開かれました。
毎年一度は全国各地で総会が開かれ、様々な先生が経験した症例や、最先端の医療について発表される、とても楽しいイベントです。
東京から広島まで4時間、遠かった、、、
でも、やっぱり行った甲斐がありました。
いろんな先生が治療法を工夫していて参考になることがとても多かったですし、自分の治療方針が間違っていないことも確認できて有意義な時間を過ごせました。
せっかく広島まで行ったので、厳島神社まで足を伸ばして、開業祈願をしてきました。
正直、普通の神社に行く気持ちだったのですが、中に入った瞬間、空気が澄み渡っていて、とても荘厳な雰囲気で、足を伸ばして良かったと思います。
お好み焼きと穴子飯を堪能し、帰路につきました。
こういう機会でもないと、なかなか地方に行く時間がないので、学会は楽しみです。
エネルギーをもらえたので、また明日から頑張ります!
開業の決意
今回は個人的なお話になります。
今まで、いくつかの総合病院で手術やお産に関わってきましたが、この度、クリニックを開業することにしました。
総合病院だと、どうしても手術が必要になってからの患者さんを診ることが多いのです。
卵巣が大きく腫れた、子宮筋腫が大きくなった、などなど、もう少し早く来てくれれば手術せずに済んだかも、手術したとしても、もっと簡単な手術で済んだかも、と思うことが度々あります。
そういった、手術のタイミングが遅れてしまう方を少しでも減らしたくて、今回開業を決意しました。
今のところ、いろんなテナントを見て回っているのですが、初めての経験なので比較対象がなく、なかなか判断が難しいものですね。
より多くの患者さんに来てもらいたいとは思うのですが、あまり多く来て頂いて、一人一人の診察時間が短くなるのも本意ではありませんし。
日頃から、疑問に思っていることは全て吐き出してもらってから帰ってもらうことを心がけているので、そんなクリニックが作れればなぁ、と思います。
まだ、具体的な開業先は決まっていないのですが、都内で探しており、また決まり次第、ご報告させて頂きたいと思います。
SING見てきました
CMで見て気になっていた
SING
見てきました、面白かったです。
吹き替え版だったので、歌の部分も日本人になっているところは多かったのですが、やはりMISIAは安定の上手さだな、と。
トレンディエンジェルの斎藤さんも出てましたけど、そんなに違和感なかったです。
ただ、主人公の吹き替えだけがずっと違和感がありました。プロの声優さんっぽくないし、何か引っかかるんだよなぁ、って思ってたら、最後のエンドロールで謎が解けました。
ウッチャンナンチャンの内村さんだったんですね。
芸人さんとしては大好きなんですけど、吹き替えは誰か他の人が良かったかなぁ、、、
ストーリーは本当に面白かったです。
潰れかけの劇場を再生しようと支配人が素人の歌のオーディションをしていくお話。
その時点で、大まかなストーリーわかっちゃったな、って思ったら、ドタバタあって本当に劇場が崩壊してしまって、どうなるんだ??って思わせる展開。
序盤のオーディションのあたりは、展開が冗長で、すこしつまらなかったのですが、終盤にかけて面白くなっていき、全体的には見に行って良かったなと思えました。
最近見た映画で言うと、ペットやズートピアが5つ星で、SINGは序盤の冗長さがあって4つ星というところ。
ちなみに、ラストの方でネズミが車で逃げるんですが、その車の後ろにクマがしがみついてて、そのままシーンが切り替わってしまい、その後どうなったのかわかりませんでした、、、
どなたか、ネズミのその後わかる方いますか??